こんばんは。12月の積み立てNISAの買い付けが反映されていたので記録として更新しようと思います。
もう新NISAがはじまって1年が経とうとしていると思うと時間が経つのが早いなぁと思います。
今年から始まった新NISAですが、なんとか1年継続できそうです。
思い返せば今年は、年始から絶好調でしたが、3月のマイナス金利解除から徐々に調整色を強めました。
7月の利上げ前くらいから、下落基調が続き、8月の雇用統計の前後で暴落しました。
8月の暴落の時は、一部の人が新NISAで購入した株式や投資信託を売っているというニュースや掲示板の書き込みがあったので、実際にそこで投資を止めてしまった方(NISA損切民)もいるようです。

NISA損切民とは、NISAで投資を始めてみたものの株価の下落などによって大きな損失が出た際にすぐに売却(損切り)してしまう人々のことを指す俗語です。
そういうことがあった年ですから、今年1年つみたて投資を継続された方はそれだけですごいとも言えます。
私も積み立て投資枠こそ全然埋められていませんが、毎月積み立てで継続はできています。
つみたて投資枠が年間で120万円あるので、満額埋めようとすると毎月積み立てで、月に10万!
日々の生活費に余裕があるわけではないのでそこまで投資に回せるわけがないのでできる範囲でやっています。
さて、今年最後のつみたてが終わったこともあり、今日はその経過を振り返っておこうと思います。
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NISA損切民についての考察

ここで、「NISA損切民」について、私なりの考察で少し深堀りしようと思います。
それはもちろん、将来自分がそうならないためにです。
人の意思は思ったよりも弱いもの。
個人的には、私もNISA損切民になる可能性はあります。NISA損切民の特徴や理由についておそらくこういうことが言われています。
NISA損切民の特徴
- 投資初心者であること
- NISAの仕組みを十分に理解していないこと
- 情報に流されやすい
まず1つ目は、投資初心者であることです。新NISAを機に初めて投資を始めた人に多く、そもそも株価(基準価額)の変動に対する耐性というか経験がないため、少しの損失でも右往左往してしまうことが挙げられます。特にそれが角度の深い下落や急落のようなものであればなおさらです。軽いパニックのようなものです。(まぁ、急落や暴落の時にはそれなりに経験のある人もパニックを起こしていますが・・・。)
2つめは、NISAの仕組みを十分に理解していないことが挙げられます。NISAは、非課税で利益を得られるというメリットがある反面、損失が出た場合には、他の口座(特定口座や一般口座)の利益と相殺する「損益通算」や、損失を翌年以降に繰り越す「繰越控除」ができません。

このデメリット(損益通算や繰越控除できない)があるので安易な損切りは慎重になります。
3つ目は情報に流されやすいことです。SNSなどで目にする過激な意見や「暴落」を煽るような情報に影響され、焦って行動してしまうケースも少なくありません。
NISA損切民にならないために
NISA損切民にならないためにはどうすればいいのでしょうか。答えは一概に言えませんが、自分なりにこういう備えをしていればいいのではないかというのをいくつか挙げてみます。
- 長期投資する目的を整理しておく
- 自分のリスク許容度や投資するものに対する理解
- 慣れ
まずは、長期投資する目的について考えや意味を整理しておくというものです。何のために投資をしているのか?多くの場合は数十年先のための老後資金の一部に考えている人が多いのではないでしょうか?ここでは「長期」というのが重要になると思っています。
そして次に自分のリスク許容度や投資するものに対する理解です。リスク許容度というのは、アナタがいくらまでの価格の変動になら耐えられるのかの物差しのようなものだと思ってください。あとは、投資しているものに対しての理解です。投資しているものが、何なのかやどれくらいの値動きをするものなのかをよく知らないまま投資している人が多いのではないかと思います。人は何かわからないものに対しては恐怖を抱く動物です。自分のリスク許容度や投資先のことを予め知るだけで、下落や急落にも落ち着いて対処できるのではないかと思います。
最後は「慣れ」です。
「えっ!?」と思われた方もいるかもしれませんが、慣れ(経験)です。上の2つが準備できていても、何回も経験することで慣れていくしかない部分もあるのかなと思います。私も20年くらい株式投資をやっていますが、何回もビビッて投げてしまったことがあります。こればっかりはそういうものだと理解したうえで徐々に慣れていくしかないように思います。私も昔は1円でも損したくない民でしたが、お金を増やしたいという気持ちで徐々に慣らしていったように思います。
私の積み立てNISA状況:購入口数と変化分について

さて、いつものごとく先月と今月の買付後の口数の比較を見ていこうと思います。
投信については、保有銘柄に変わりはなく、三菱UFJのeMAXIS-Slimの全世界株式と国内株式をそれぞれ3万円ずつ積み立てています。
ファンド名 | 11月 | 12月 | 変化分(購入口数) |
全世界株式(オルカン) | 176,442口 | 187,690口 | 11,248口 |
国内株式(TOPIX) | 76,854口 | 91,027口 | 14,173口 |
今回の購入口数については上記の表のとおりです。
先月の購入口数と比べて、どちらも減っています。
先月の購入口数については以下の記事をご参照ください。
今回は今年最後ということもあって、評価損益についてご紹介します。
基準としている日は12/22現在ですのであくまでその時点での損益だと思ってください。
今年から始めたものですから、オルカンについては10%超えているので年間の損益で見るとかなり良い部類だと思います。
TOPIXのほうは、相場が崩れた春以降から積み立てを始めたこともあって、マイナスでした。
途中でプラスに転じたこともありましたが今の時点ではマイナスです。
今年のつみたての成績を見ての感想
私の感想ですが、今年は相場が良かったというのが一番初めに感じた感想です。
普段ならTOPIXの成績のようにマイナスになっているかトントンくらいが積み立て1年目の成績だったように思います。
初年度から2桁プラスの損益というのは今年は相場自体が良かったのだと思います。
よく長期投資を進めるうえでのシミュレーションでは全世界株式のインデックス投資の年間の平均リターンは7~8%くらいで例えられることが多いのでこの+13%超というのは上振れていると思います。
含み益とはいえこれだけの損益を積み立てているだけで増えているのはインデックス投資の有用性を証明していると言えますね。
私の個別株のリターンより普通に良いので何とも言えない歯がゆさがあります・・・orz
(個別株は実はマイナスだったりします・・・)
来年に向けて
さて、今回は12月の積み立てNISAと「NISA損切民」について振り返ってみました。
新NISA1年目ということで、相場が良かったこともあり、損益的にはかなり良い年でした。
来年もこのまま継続して積み立てを続けようと思います。
今保有している2銘柄でもいいのですが、ナスダックやS&P500に連動している投信のほうにするのか迷っています。
来年は全体的に厳しそうですが、株にせよ投信にせよ下落の中で買い付けた方が購入口数が多くなるので有利です。メンタルが持つかどうかのもんだいがありますが・・・。
来年は大きな下落があった時に、買い増せるようにメンタルを養っていこうと思います。そして何より、「NISA損切民」にならないようにメンタルを強く持って月々の積み立てを継続していこうと思います。


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