おはようございます。なんか急に寒くなって風邪ひきそうです。
正月休みということもあって去年注目していた銘柄を見ていたら結構下がっているなと思った銘柄について見ていこうと思います。
その銘柄は、「オリオンビール」です。沖縄の企業でかなり注目されていました。
公募価格が850円で配当予定が1株40円の予定(当時)だったので公募価格で割り当てられれば配当利回りが4%強あったのでIPO応募しました。
残念ながらIPO抽選に外れたのと、初値が1863円と公開価格をかなり上回ってついたことでこれならキリンHDでいいなと諦めました。
目次
オリオンビール、果たして今の株価は・・・

さて、今のオリオンビールはどうなっているのかなと思って株探でチャートを開いてみてびっくりしました。
株価は、大納会で1300円。チャート見ると初日が最も高くて以降はズルズルと株価は下落基調になっていました。
見事な上場ゴールのようなきれいなチャート推移です(今のところは・・・)
先月年初来安値の1275円まで下落して初日の最高値のおよそ半分まで下落しています。公募価格組は損をしていないものの、初日に買った人は全員損しているような状態です。
株価下落の要因を考えてみる
オリオンビールの株価が下落していますが、どうしてあの人気銘柄がここまで下がってしまっているのかを見ていこうと思います。下落の要因はあくまで予想なので参考程度にしてください。
2026年の壁
オリオンビールにとっての最大の懸念材料は、沖縄県限定で適用されていた酒類の軽減税率の撤廃です。これは上場直後にも言われていたことですが、ビール系の酒類の軽減税率が2026年10月に完全に撤廃される見込みです。
これにより2026年後半の利益率低下や価格改定による販売数量の減少などが強く警戒されていると思われます。そして、株式市場は「数年先の業績悪化」を先読みするように動くのでこのリスクが意識され下落しているものと考えられます。
大口株主のロックアップ解除への警戒
これも上場直後から言われていたことですが、大株主のロックアップの存在です。上場直後は、野村ホールディングスやカーライル・グループのロックアップがあり、これが株価の上値が重いといわれていました。
今の大株主は、アサヒグループホールディングスや近鉄、沖縄銀行などの沖縄企業が占めています。ロックアップ期間は上場日から180日間とされていて、それが2026年3月にロックアップ期限を迎えます。このタイミングで大量の売りが出る可能性があり、それを懸念して新規の買いが入りづらいのかもしれません。
IPO時の期待感の剥落とバリュエーションの修正
上場時は沖縄ブランドへの期待感から、PER(株価収益率)などの指標が同業他社(アサヒやキリン)に比べて割高な水準で推移していました。
今の株価下落は、過度な期待が修正され、他の大手ビールメーカー並みの適正水準へ収束している過程とも言えます。
また、2026年3月期の純利益が、前期の特別利益の反動で大幅な減益予想となっていることも、数字上のインパクトとして嫌気されました。
オリオンビールの株価に関する今後の注目ポイント

- 2026年3月のロックアップ解除を通過し、需給が落ち着くか
- 酒税改正後の戦略(プレミアム路線や海外展開)が具体的に成果を出すか
- インバウンド需要による「観光・ホテル事業」の収益改善が想定を上回るか
今の株価が上昇していくことを考えるときにこの辺りは注目なのではないかと思うことがあります。
2026年3月に来るであろうロックアップ解除と需給改善
1つ目はロックアップ解除を通過して需給が落ち着くかどうかです。ロックアップ以前に今の信用倍率も異常です。
もしかしたら数値上のバグかと思ってマネックス証券
で信用情報を確認しましたが、信用倍率が3630倍とかなり買い残が貯まっています。
ここがある程度整理されないと上昇に転じてもヤレヤレ売りで上値は重たいと思われます。
酒税改正後の価格改定と海外展開
2つめは酒税改正後の戦略がうまくいくかどうかです。今までの価格競争力を支えてきた税制面での優遇措置がなくなっても利益率の維持や販売数量の減少を上回るような海外展開での結果が出れば市場でも評価されることが株価上昇のカギになりそうにも思います。正直ビール事業の利益率低下は避けられず、海外展開や観光ホテル事業でのカバーが現実的のように個人的には思います。
オリオンビールの海外展開は、台湾、オーストラリア、アメリカ、韓国、イギリスなどが中心です。台湾や韓国などは沖縄と地理的に近いこともあり、沖縄で展開している商品やプロモーションをそのまま持ち込み、成果を上げているそうです。
今年の初めからUKでライセンス事業を展開しているそうです。ここでの結果が成否を分けそうです。
近鉄グループHDの提携などによる観光・ホテル事業の収益改善
3つ目は、ビール事業以外の観光ホテル事業の収益改善が想定を上回るかどうかです。観光ホテル事業の強化としては2024年6月に資本業務提携した近鉄グループHDとのタッグの結果がどのように出るのか注目です。
オリオンが保有する「オリオンホテル モトブ リゾート&スパ」が近鉄傘下の「都ホテルズ&リゾーツ」に加盟しました。今後、近鉄のノウハウを取り入れ、富裕層やインバウンド客の取り込みを強化できるかどうかがカギになってくると思われます。
他にも、オリオンが沖縄県内に持つ遊休資産や不動産を、近鉄のデベロッパー機能を活用して共同開発していく計画や近鉄グループの旅行会社や鉄道網を活用し、本州から沖縄への観光客をオリオン関連施設へ誘導するシナジーなどが注目です。

オリオンビールはエントリーするべきかどうか

さて、ここまで独断と偏見でオリオンビールの現状を見てきました。IPO時には抽選に落ち悔しい気持ちになりました。
ここでは、今このオリオンビールの株にエントリーすることについてどうなのかを考えてみようと思います。
今の株価水準がこれまでのリスクをどこまで織り込んでいるのかを考える必要があると思っています。
今の状況は、株価下落による出始めている割安感と2026年の構造的リスクがせめぎあっている状態に思えます。中長期的な視点で投資を考えられるかがエントリーするポイントになってきそうです。
バリュエーションと配当利回りの魅力(インカムゲイン狙い)
今の株価の1300円は上場直後の期待値が剥落し、客観的な「割安感」が出始めている水準です。
2026年3月期の年間配当予想は40円です。株価1,300円で計算すると、配当利回りは約3.1%に達します。
これは国内ビール大手(アサヒ2%台、キリン3%前後)と比較しても遜色ない水準です。
オリオンビールは株主優待があり、自社製品やオリジナルグッズの優待があるため、沖縄ファンや個人投資家にとっては実質利回りがさらに高まります。オリオンビールは個人投資家が多く、一定の需要はありそうです。1000株以上というハードルの高さがネックかなと思わないではないですが・・・
直近の決算(2026年3月期第2四半期)では、値上げ効果により営業利益が計画を上振れて推移しており、本業の稼ぐ力自体は毀損していないので業績の底堅さはあります。
2026年の壁をどう見るか
最大の懸念事項である来年の酒類の軽減税率撤廃をどう見るのかという観点です。2026年後半の利益が急減するのではないかという不安から株価は重たくなっていると思われます。
また、先ほど注目ポイントでも触れた近鉄グループとのシナジーがうまくいけば、今の水準で仕込むのは絶好の買い場とも言えます。「近鉄との提携によるホテル収益」や「ジャングリア沖縄(新テーマパーク)での独占販売」によって税制優遇の消滅分をカバーできると確信できるなら・・・。
ロックアップ後の需給改善
2026年3月下旬には、大株主の売却制限(ロックアップ)が解除されます。解除直後にはファンドなどからの売りが出る可能性があり、もう一段の押し目を作る株価下落リスクが考えられます。
逆に言えばこのロックアップ解除という需給悪化と今の信用倍率が整理されてくれば、売りたい人がいなくなるあく抜けにつながり、株価が反転してそこから上がってくるのではないかと思われます。
独断と偏見による私見
短期的には、まだまだ下落トレンドが続いており、信用倍率も3630倍という高さなのでもうしばらくは様子見の方がいいかもしれません。ロックアップが近づいて来ればそこを嫌気した投げ売りみたいな下落がありそうな気もします。一時的な急落みたいな下落があればそこが底になりそうな気も・・・。
長期で考えるのなら、今の株価水準で配当利回りが3%を超えており、同社の今後の成長を応援する気持ちで打診買いをしてもいいかもしれません。ただ、まだまだ下落トレンドのように見えるチャートなので打診買いにとどめておいた方がよさそうです。底打ちを確認してからの方がよさそうです。

要するにまだ株価をウォッチしておく方が無難だと個人的には思っています。
投資は自己責任でお願いします!
おわりに

今日はオリオンビールについて見ていきました。あれだけ注目されていた銘柄だったので株価は絶好調なのかと思いきや初日が天井でズルズルと半値近くになっているとは思いもしませんでした。

IPO銘柄あるあるなのかもしれませんが、投資の厳しさを表しているのかもしれません。
現在の株価下落は、同社にとっての「成長の痛み(期待の調整)」とも言えます。
もし投資を検討される場合、まずは「配当+優待」が維持されることを前提とした、打診買い(少しずつ買う)から始めるのがリスクを抑えるコツかもしれません。
株価自体は割安感が意識されると思うので銘柄チェックはしていこうと思います。ただ、オリオンビールの株価は下落トレンド中なので、もし投資するなら慎重にいきたいなと思っています。
私個人では、キリンホールディングスに300株投資していることもあって、株価も2000円台で安定しているのでキリンの方を買い増す方がキャピタルゲンはなさそうですが、インカム狙いならキリンでいいかなと思っています。
でも時価総額で考えれば株価のアッパーは間違いなくオリオンビールにありそうなのでキャピタルゲインを狙っていくなら株価が反転したタイミングでオリオンビールを買ってみるのも面白そうだと思います(おススメはしませんが・・・
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