今日見ていく銘柄は、「くすりの窓口」(銘柄コード:5592)という会社を見ていこうと思います。
昨年10月に、新規上場したいわゆるグロース銘柄になります。
ちょうど2025年8月14日にくすりの窓口の第一四半期の決算短信が公表されました。
今年になってから購入した銘柄になりまして、2024年8月現在で保有しています。
企業概要
くすりの窓口についての簡単な企業概要を書いておきます。
- 設立日:2004年9月1日
- 資本金:15億760万円
- 従業員数:505名(20243月31日現在)
- 事業内容:薬局・医療向けソリューションの提供
くすりの窓口は、国内最大級の薬局・ドラッグストア検索サイトです。
全国の薬局・ドラッグストア情報を検索でき、好きな時間、好きな薬局で薬が受け取れる「処方箋ネット受付」サービスを提供しています。
銘柄を知ったきっかけ
このくすりの窓口という会社ですが、知ったきっかけは処方箋を受け取るサービスを知ってからでした。
病院にかかった際に、薬を処方してもらうのですが、日中は働いていることもあり、病院に行けるのが夕方から夜にかけてになります。
病院で処方箋を発行してもらうのですが、病院で診てもらった後は時間が遅いこともあり、処方箋の受付が終わっていたりすることがありました。
そうなったら日を改めて薬局に行くのですが、薬局でも待たされ時間が結構かかります。そんなときに、処方箋をスマホで撮って先にデータを送っておき、自分の行ける時間に取りに行くことができるアプリがあるというのを知りました。
そしてそれを使い、便利だなぁと思ってどこの会社がやっているのだろうと調べたのがきっかけでした。
上場していたのもびっくりしたし、最近上場したというのも知って興味が湧きました。
購入した理由と感じた将来性
このくすりの窓口を、購入したきっかけは主に2つあって、1つはこの処方箋のデータをアプリを通じて先に送り、消費者の行けるときに処方箋の薬を取りに行けるサービスが、働いてる世代には刺さるだろうと思ったからです。
また、おくすり手帳のアプリでもあるのでこのアプリを通じて処方された処方箋の情報が履歴データとして残るのも便利だと感じたからでした。
もう一つの理由が上場の記念優待でした(笑)上場した記念として、期末の配当に加えて3000円分のクオカードがもらえました。
その翌日に株価ははねたのですがじりじりと下がってきたので、これはチャンスと思って気が付いたら購入していましたw
あんまり投資家としては褒められたものではないですね。一回限りのクオカードにつられて株を買うなんて・・・orz
でも、こういった医療データの活用はおそらくどこかの企業がここ10年くらいの間に覇権を取っていきそうな気がしています。
それがこのくすりの窓口なのかどうかわからないですが、概ね今は処方箋をもらって薬を取りに行く。そして紙のお薬手帳はあるけれども常時携帯していることなんてほとんどいない(※個人の感想です)
紙のお薬手帳をつかっているひともスマホで見れるような形に今後置き換わっていくような気がします。
そういう意味では、医療のビックデータをこのくすりの窓口が取っていくんじゃないかと感じました。
第一四半期の決算短信
2024年8月14日に第一四半期の決算が公表されました。
売上の進捗は、前期比22%増の増収となったが、営業利益、経常利益ともに減益となった。経常利益は19%減益で着地となった。
前期に買収した子会社の人件費等の販管費が増加していることと、みんなのお薬箱事業のグローバルエイチの親会社であるI&H(株)の株主変更により医薬品卸との調整によりそれ関連の売上が影響しているとのこと
第一四半期で増収減益という結果でなかなか厳しい感じがしました。決算後のPTSで下げていたので期待外れだったと評価されたと思っていました。
ここの会社はストックとして積み上げていくイメージがあり、各事業の粗利については「みんなのお薬箱事業」以外は順調な印象を受けました。
このみんなのお薬箱事業のストック粗利が下がっているように見えたのですが、これには理由がありました。
グローバルエイチの親会社であるI&H(株)の株主変更により医薬品卸との調整によりそれ関連の売上が影響している
このI&H(株)の株主変更というのは何なのかというと、ここの株主が変わったということらしいです。
どこに変わったのかというとスギホールディングスということでIRが出ていました。
https://i-h-inc.co.jp/news/2023/ir_240227_01.html
この株主変更がどう関係しているのか詳しくわからないのですが、おそらくスギホールディングスグループに入ったことでそのまま取引ができないとかその手の事案が発生しているように思います(あくまで推測ですが・・・)
この業界のことはよくわかりませんが、食品卸売業界ではこういうの結構あったりしますね・・・
ここはどこどこの競合になるからこの商品はこの値段では卸せないとか、そもそも売れないみたいな慣習に近いものが。
引き続き保有をしていく所存
とりあえず、この株主変更の影響が悪い方向へ出ないことを祈りつつ、この銘柄は保有していこうと思います。
決算短信の公表と併せて動画でも説明しているし、ここは今年度末には期末配当を目指しているとのこと。
この決算発表の翌日なのですが、株価は下げて始まったのですが、一時プラ転するという強さがありました。
結構下がったところではみんな買いたいんだろうなと感じました。
グロース株なので今後の業績には注視しつつ、保有を続けていこうと思います。