今回は、浜松ホトニクスの決算について見ていこうと思います。
この浜松ホトニクスですが、私の保有銘柄の中で最も大きな含み損を抱えています。
1年くらい前からずっと下げている浜松ホトニクスですが、この1年で半値以下になっています。
私が購入したのは、昨年の10月ごろだったと思います。
2024年9月期の決算が出たころ位に気になって調べたのがきっかけでした。
一部、保有株を損切して様子を見ていましたが、トランプ関税で下落したあとに、単元未満で少しだけ買い始めました。
5/9に、2025年9月期の中間決算が公表されたので、恐る恐る見ていこうと思います。
増収減益決算:40%以上の減益決算
浜松ホトニクス <6965> [東証P] が5月9日大引け後(16:30)に決算を発表。25年9月期第2四半期累計(24年10月-25年3月)の連結経常利益は前年同期比43.7%減の121億円に落ち込み、通期計画の265億円に対する進捗率は45.6%にとどまり、5年平均の52.6%も下回った。
会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益は前年同期比11.2%増の144億円に伸びる計算になる。
直近3ヵ月の実績である1-3月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比27.1%減の70.9億円に減り、売上営業利益率は前年同期の17.0%→11.6%に大幅低下した。
引用:株探より
営業利益、経常利益、純利益どれも40%を超える減益決算となりました。
対前年比で見ると、減益幅が拡大しています。
第1四半期の減益幅に比べればマイナス40%台の減益で済んでいるとも見れます。
ただ、無理がありますね。業績は、悪い状況が続いているという印象でした。
減益の主な要因としては、電子管事業の売上高・営業利益の減少(特に医用・バイオ機器の需要回復の遅れや地質探査向けの光電子増倍管の売上減)、およびレーザ事業における営業損失が挙げられます。レーザ事業は売上高が大幅に増加したものの、前年同期の営業利益から一転して営業損失を計上しています。

在庫調整は好転しそうな雰囲気も、線投資負担が重い
決算短信は、依然として厳しい状況のような印象を受けました。
ただ、悪いばかりではなくいい面もあるように思いました。
通期の業績予想については、2024年11月8日公表の予想から変更はなく、売上高2,189億円(前期比7.3%増)、純利益180億5000万円(同28.2%減)を見込んでいます。産業用機器や医用・バイオ機器などの売上が回復するものの、先行投資負担が利益を圧迫する見込みです。
決算説明会の配布資料の中にある今後の見通しのところをみていてそう感じる部分もありました。
各セグメントで、在庫調整が進んだり、底打ち傾向がみられるなど明るい表現が目につきました。
医用・バイオ機器、産業用機器など主要な業界にて受注増加の傾向があるとのことでした。
関税の影響については直接的な影響は軽微で今のところ通期の業績予想に変更がないのも前向きに捉えました(あくまで私は・・・)
先行投資負担がやはり利益を圧迫要因になっているのが、花開くまで評価されづらい点だと思います。
浜松ホトニクスの株主・投資家情報はこちら
決算後の投資判断:週明けは買い増ししてみよう
浜松ホトニクスの決算を見てきました。依然として事業環境は厳しく、減益幅は大きいです。
そんなすぐにはよい状況にはなりそうにないので、暫くは含み損のまま保有になりそうです。
ただ、IR資料を見ていると底打ち感が一部で出ているような記載もあり、ワンチャン週明け上がってくれる・・・かも?
試しに週明けは、20株ほど単元未満で買いを入れてみようと思います。
週明けの株価を見て、ゆっくり入ろうかと思ったのですが、資料を読んでいて20株くらいなら追加で買ってみてもいいかと思いました。
浜松ホトニクスの決算を読んで、業績の回復にはまだまだ時間がかかりそうに感じました。
株主還元についても、安定配当を基本として適宜自社株買いも検討と姿勢は前向きです。
ここの銘柄は、長期保有で今の低迷しているときに無理のない範囲でコツコツ拾っていこうと思います。

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