こんにちは!9月も1週間が過ぎました。9/1は防災の日だったこともあり、防災訓練の一環として非常食を食べていました。
いろんな非常食が販売されていますが、私は学校給食で流通している『救給カレー』という商品を備蓄しています。いざという時に水なしでそのまま食べられますし、アレルギー特定原材料等28品目すべてを使用していません。子供向けに作られていることもあり、アレルギー持ちの子供でも食べられるので安心です。賞味期限が3年半と他の商品に比べて短いですが、きちんとコンセプトがあり、おいしさの持続を考えてそうしているみたいです。たしかに、1年以上たったものを今回食べましたが、非常食とは思えないほど、おいしかったです。
目次
ニデックが不正会計疑惑でランキング1位、これ大丈夫なのか・・・?
さて、今回もSBI証券から公表されたNISAランキングを見ていこうと思います。1位はニデックでした。ああいう大きなニュースがあった直後だったのでランクインしてくるとは思いましたが、まさかの1位とは。
先月のランキング記事についてはこちら
ニデックについては、ニュースが出た次の日にストップ安まで売られましたのでそこで買った人が多かったのだろうと思います。ニュースとは、中国の子会社での不正会計疑惑により第3者委員会を設置したというものでした。
ニデックの不正会計疑惑とは
今回のがどういうものかというと、中国子会社で、2024年9月下旬にサプライヤーからの値引きに相当する「購買一時金」に関する不適切な会計処理が発覚したことがきっかけとされています。さらに、調査の過程で他のグループ会社でも同様の疑いがある資料が見つかったため、第三者委員会を設置して全容解明に乗り出している状況とのことです。

他のグループ会社にも同様の疑いがある資料が見つかったためというのが怖いですね。
最近ではイタリア子会社でも問題があったことで有価証券報告書の提出期限を延長
ニデックは、イタリア子会社のニデックFIRインターナショナルでも不正があり、有価証券報告書の提出期限を延長しています。この時は製造したモーターの原産国の申告に誤りがあり、未払い関税が発生した可能性があるということで延長していました。
最近の株価はこの問題で、有価証券報告書の提出期限の延長が承認され、その安心感から株価は上がっていたように思います。
2025年3月期有価証券報告書の提出期限延長にかかる承認のお知らせ
あくまで個人的な私見
このニデックのニュースを見たときに、そういやこの前もそういうのあったなと思ったのが第一印象でした。なので、手を出そうとは思わなかったのですが、前回の有報の延長とは別の中国子会社での問題ということで場合によっては相当マズイのではないかと思っています。
今回の第3者委員会の設置によって芋づる式に不正が見つかってくると、東京証券取引所が何かしら処分をを決めることになると思います。その過程で「管理銘柄」や特設注意市場銘柄」に指定される可能性があります。これらに指定されてしまうと、おそらく機関投資家はニデック株を手掛けることは会社の方針でできなくなる可能性が高く、流動性が低下し、さらに下落するように思います。

木曜日にストップ安で金曜日はリバウンドしたみたいですが、初心者は手を出さない方がいいですね。触ったとしてもすぐに逃げれるように逆指値を置いたりデイトレでやるくらいでしょうか?
監理銘柄と特設注意市場銘柄については下記のとおりです。
監理銘柄 (Supervisory Issues)とは
上場廃止が現実的な懸念となっている銘柄を指します。上場廃止基準に抵触する可能性が高い場合に指定され、投資家にそのリスクを周知させる目的があります。
- 主な指定理由:
- 有価証券報告書に虚偽記載があり、その影響が重大であると判断された場合。
- 債務超過や継続的な営業赤字など、事業継続に疑義が生じた場合。
- 取引所の定める上場維持基準を満たせなくなった場合。
監理銘柄は、上場廃止の可能性を審査するために設けられた「審査中」と、上場廃止基準に該当するかどうかの確認を行う「確認中」の2種類があります。指定が解除されれば通常銘柄に戻りますが、上場廃止が決定した場合は、最終的に整理銘柄に移行します。
特設注意市場銘柄 (Securities on Alert)
上場廃止には至らなかったものの、内部管理体制に深刻な問題があると認められた銘柄を指します。特に、虚偽記載などの不祥事の再発防止策が不十分と判断された場合に指定されることが多く、企業の改善を促す目的があります。
- 主な指定理由:
- 虚偽記載や不適切な会計処理が行われたものの、その影響が上場廃止基準に抵触するほど重大ではないと判断された場合。
- 適時開示や企業行動規範に違反し、内部管理体制の改善が強く求められる場合。
特設注意市場銘柄に指定されると、企業は内部管理体制の改善計画などを記載した報告書を提出し、取引所の審査を受けることになります。改善が認められれば指定は解除されますが、改善が進まない場合は最終的に上場廃止となります。
簡潔に言えば、「監理銘柄」は病状が重篤で上場廃止という末期的な状況が目前に迫っている状態 , であるのに対し、「特設注意市場銘柄」は病状は深刻だが、適切な治療(内部管理の改善)を行えば回復の見込みがある状態と言えます。どちらも投資家にとっては非常にリスクの高いシグナルです。
こういう銘柄には手を出さない方がいいですね
第3者委員会での進展次第ですが、触らない方が・・・
あくまで憶測でいろいろ綴ってみましたが、まずは第3者委員会での進展でどうなるのかでしょうか。役員が関与していたなんて報道もあるので、会社ぐるみでの関与が疑われると最悪上場廃止になる可能性だってあり得るように思います。
私が覚えているところでいうと東芝やオリンパスがたしかこんな感じで不正疑惑や粉飾がありました。東芝は上場廃止になりました。オリンパスは、上場廃止を免れていましたね。調べてみると、第3者委員会を設置し経営体制を刷新、社外取締役をふやすなどガバナンス改革を徹底したとありました。
ニデックの件がどうなるのかまだわかりませんが、後学のためにニデック株を見守りつつもこういう銘柄には手を出さない方が無難かなと思っています。
成長投資枠個別銘柄の成績について

成長投資枠での個別銘柄については、前回と保有株については変更がありません。大きな調整や急落に近い下落があれば買い増ししようと思ってはいるのですが中々そんな都合よく急落はありませんね。強いて言うならSBIが少し上昇に陰りが見えてきたので買い増ししたいなと思うものの、できれば取得単価の6,111円近辺まで下がればと思っています。先週は下がりましたが、まだ様子見ですね。
銘柄 | 銘柄コード | 株数 | 保有損益 | 先週比 |
---|---|---|---|---|
トヨタ | 7203 | 110 | +19.31% | +3.6% |
スカパーJSAT | 9412 | 100 | +4% | -4.16% |
SBI | 8473 | 25 | +9.56% | -4.97% |
ファンコミュニケーションズ | 2461 | 300 | +32.49% | -0.51% |
NTT | 9432 | 3200 | +2.71% | +2.19% |
ヒューリック | 3003 | 155 | +15.56% | +1.16% |
東京海上 | 8766 | 133 | +23.23% | +1.35% |
保有株は順調だけど、外部環境が不透明で売却するかどうか悩むところ
保有銘柄の状況としては、スカパーやSBIが大きく下落しましたが、トヨタや東京海上が上昇しました。保有株全体としては含み益を確保している状況です。外部環境はなんとなくですが、徐々に悪くなっているような気もします。一部銘柄で利確してもいいような気もしていますが、配当狙いで買っている銘柄なので売るかどうか迷うとところです。
12月決算の5銘柄から配当金がありました
そういえば今月に入って12月決算の銘柄の配当金が入金されました。入金されたのは、ヤマハ発動機、キリン、ヒューリック、ライオン、ブリヂストンの5銘柄です。入金されたのは以下の通りです。
- ヤマハ発動機(7272):1993円
- キリン(2503):6340円
- ヒューリック(3003):10,519円
- ライオン(4912):1196円
- ブリヂストン(5108):9164円
合計で29,212円でした。再投資に充てる予定です。配当金が入金されるのを見ると、配当金は正義だなと思えてきますね。
投資している金額がそんなに大きくないので、少額ですがコツコツ続けていこうかなと思います。ちなみに今回の配当金はヒューリックの一部がNISAですが、そのほかは特定口座で購入している分になります。
まとめ

今回は2025年9月第1週のNISAランキングの結果を見ながら、自分の個別株の状況についても確認してきました。先週は、ニデックの不正会計疑惑が大きなニュースでした。ニュースの後のストップ安にも驚きましたが、他の子会社でもありそうとか役員も関与しているなどで第3者委員会を設置ということもあり、大商いだったようです。もしかするとこのまま上場廃止もあり得るので個人的には触らないようにしようと思いますが、株価の動向に関してはいろいろ学ぶことも多いのでウォッチしていこうと思います。

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