おはようございます。今日はサイバーエージェントの第三四半期決算を見ていこうと思います。
今更感はあるのですが、サイバーエージェントは今月が決算月ということもあり、子会社のサイゲームスのゲームにハマっているということもあり保有しています。
第3四半期決算の結果
サイバーエージェントの2025年9月期第3四半期の決算短信を見ていこうと思います。
- 売上高:2,107億円(前年同月比10.9%増)
- 営業利益:196億円(前年同月比2.4倍)
- 当期純利益:82億円(前年同月比46.6%増)
メディア&IP事業とゲーム事業が好調に推移して増収増益となっています。シャドウバースなどゲームタイトルがヒットしたことで通期業績予想を大幅に上方修正しています。
メディア&IP事業
- 売上高: 561億円(前年同期比17.7%増)
- 営業利益: 22億円(前年同期比7.8倍)
ABEMAや周辺事業が売り上げを押し上げ、積極的なコンテンツ投資を行いつつも、増益を達成したとありました。

メディア事業が黒字化した辺りから業績の回復が顕著になってきたように思います。
インターネット広告事業
- 売上高: 1,113億円(前年同期比0.4%減)
- 営業利益: 36億円(前年同期比35.6%減)
大口顧客の離脱や人件費などのコスト増が影響し、減収減益となりました。決算説明動画でも触れられており、影響はなさそうなことを言っていましたが、今回の決算での不安要素に感じました。
今まで同社を引っ張ってきた事業なので次の決算でもインターネット広告事業がどうなっているかがポイントのように思いました。
ゲーム事業
- 売上高: 506億円(前年同期比30.4%増)
- 営業利益: 164億円(前年同期比3.2倍)
第3四半期にリリースした新規タイトル「SDガンダム ジージェネレーション エターナル」と「Shadowverse: Worlds Beyond」が大ヒットし、大幅な増収増益となりました。
この2タイトルを直接やったことがあるわけではないですが、動画配信などで見ていて面白そうでした。ソシャゲなのでやりすぎないように実際にプレイするのは見送りましたが・・・。
ゲーム事業に関しては、本当にヒットタイトルが多いなという印象です。コロナの時のウマ娘もそうですが、自社IPも育っており次の世代の任天堂のような印象を持っています。
業績見通し

今回の決算で、ゲーム事業の新規タイトルのヒットを受けて、業績予想を大幅に上方修正しました。
- 売上高:8012億⇒8500億(前年同期比6.1%増)
- 営業利益:400億⇒660億(前年同期比64.7%増)
- 当期純利益:210億⇒310億(前期比94.0%増)

インターネット広告事業以外が好調に加えてゲームのヒットタイトルが2つもあったこともありすごいなぁと思います。
ウマ娘の時のように株価も上がっていってくれるといいなと思いながら、握りしめています。
サイバーエージェントの株主優待について

サイバーエージェントでは、昨年から株主優待を始めまして、株数に応じて自社サービスであるABEMA プレミアムの優待クーポンをもらえるようになりました。
優待内容は株数に応じてABEMA プレミアムの利用料のクーポンになります。
- 100株以上・・・3ヶ月分
- 500株以上・・・12か月分
昨今のテレビメディアの凋落はすさまじいものがあります。仮にテレビが衰退したら、次に来るのはABEMAだと思っています。
2015年にテレビ朝日と組んで新会社を作って、それが今のAbemaTVですからね。ニュースの方もさることながらアニメとかも結構人気です。こういうしたたかさがサイバーエージェントのすごさだと思いますね。最近やっと黒字化したし、これからが楽しみです。



現在の保有状況
続いて、サイバーエージェントの投資状況ですが、私は9/9現在で500株保有しています。
含み益も15%くらいありますが、トランプ関税以降の上昇で売ったり買ったりを繰り返したこともあり、それがなければ30%以上含み益がある時期もありました。
株価が2000円位から700円くらいへの下落の時期も経験していたので上がっていく過程で小刻みに利確やヤレヤレ売りをしていました。
こればっかりは仕方がないと割り切っていますが、ずっと持っていたら・・・と考えてしまいます。
投資家あるあるですねorz
終わりに


今日は、サイバーエージェントの2025年9月期の第三四半期決算を見ていきました。
今期はゲーム事業で業績が良いいので本決算には期待しています。これまでが調子よかった分、期待が大きくなりすぎることが少し怖いですね。
現在500株保有しているので、今月の権利取りも準備万端です。株主優待でもらえるAbemaプレミアムのクーポンもフル活用しようと思っています。ABEMAプレミアム、見たい番組や見たかったアニメなどが結構たくさんあるので個人的にはありがたい優待です。



広告事業を中心に、ゲームやIPも強く、長年投資して赤字を垂れ流してきたメディア事業についても黒字化して絶好調なのでこのまま株価もどんどん上がっていってくれたらなぁと思っています。
ただ、今回の決算での広告事業での大口顧客の離脱が少し気になります。ゲーム事業は絶好調ですが、ゲームは当たり外れが大きいので当たればラッキーぐらいに思いますが、広告は同社の祖業でもあるので、ここで躓くとボディーブローのように効いてくるように思います。この点は次回以降の決算短信などでも引き続き見ていこうと思います。


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