こんばんは。2024年も残り2ヶ月を切りました。今年も早いものだなぁと思いながら、今日も今日とて夜に株価をチェックする日々です。
普段は、もう少し後、だいたい12月になってから行うのですが、今年は8月の暴落での日経平均4000円超の下げなどショック的な下げが際立った年ということもあり、損出しについて行いましたのでそれについて話そうと思います。
損出しとは?
「損出し」というのは、投資家が保有している資産を損失を確定させるために売却する行為を指します。
字面だけみると損失をするために売っているように見えますが、何のためにするかというと、利益との相殺の為です。
ちょっと何言っているのかわからないと思うので説明すると、普段は特定口座と言って売却時の税金計算を勝手にしてくれた状態で口座に入ってきます。売却時に利益が出ると、売却時の税金分20.315%を自動的に計算してくれて差し引き後の金額で口座に入っています。そして年間での譲渡益の累積がいくらなのかもあとから通知で教えてくれます。
逆に損して売却した場合は還付の計算をしてくれて、口座に入ります。損出しというのは、年間の譲渡益の課税額を損切などでマイナスの還付額と相殺することを言います。
年末が終わった時に年間を通して株式の売却の結果がマイナスだった場合に、そのマイナスの額を確定申告の時に、翌年の投資結果に繰り越すことができます。これを譲渡損失の繰り越し控除といいますが、それをすると向こう3年間の株式の売買での利益に対して損失と相殺することができるようになります。
私は、株で損していることが多いので、だいたい年末に近づくにつれて、損失を抱えている株を売って、損出しをしています。今年は含み損を抱えている銘柄が多いので損も結構出ています。年末にまとめて損出しすることもできますが、みんな同じことを考えると株価が下がってしまうので少し早めにやろうと思った次第です。
損出しした銘柄
今回、損出しした銘柄は以下の銘柄になります。数えてみると15銘柄あります。
まだ保有している銘柄もあれば、もう持っていない銘柄もあります。
今年1年でのデータを引っ張り出してきましたけど、銘柄が多いですね。
SBI証券だとMy資産の中にある「実現損益詳細」から簡単に損益実績が視れるので便利です。
今思い返してみるにそのまま持っていれば、プラスだったのにという銘柄が結構ありますね。
損出しした銘柄で印象的だったものを振り返る
損出しした銘柄は11月時点で15銘柄あります。これらの中で一部の銘柄を振り返ってみようと思います。
損切した銘柄で振り返るのは売り方について反省している銘柄にします。反省しているのは、日本M&Aセンター、エムスリー、スパイダープラスの3銘柄です。損失を拡大させるようにナンピン買いをじりじりと続けてしまいました(進行形のものもあります)
共通する反省点としては、下がったからお得だみたいな感じで追加で購入して、購入後にもう一段下落して、含み損を拡大させてしまった点です。
日本M&Aセンターでの反省
日本M&Aセンターは、株価下落によって配当利回りがじりじりと上がっていきました。
この銘柄を買った当初は、配当利回りは3%後半台でした。その後株価も下がり、今では4%を超えるくらいの配当利回りです。
この配当利回りが上がっていっている(株価は下落している)局面で追加で購入し、損失が拡大しました。
現在は300株を残して保有していますが、ピークの時は1,000株くらいありました。この銘柄だけで数十万単位で損が出ています。
今の保有での含み損は、25%くらいになります。反省点としては、保有株数を増やし過ぎた点ですかね。株数を増やした後に下落が続き損失が拡大したときにその損失の大きさに保有できなくなったこともあり半分以上を売却して損を出すことになりました。
スパイダープラスでの反省
スパイダープラスは、建設業界の2024年問題で脚光を浴びるだろうと予想して、昨年の春前に購入しました。
買ってから、じりじりと株価が下値を切り下げるように下げてきて、8月の暴落の際に損切しました。
ちょうど第二四半期決算を見てから切ったのですが、業績の進捗が芳しくなく損切を決めました。
今月に第三四半期の決算も見ましたが、赤字幅も拡大しており依然として厳しいのかなという印象です。
8月の暴落で切ったということはここも保有株数が多すぎたのだと思います。(下落もひどかったですが・・・)
グロース株だったので業績が悪かったら即、損切するという思い切った方法が必要でした
エムスリーでの反省
エムスリーについては、つい最近損切しました。
エムスリー株は2021年からずっと下げているのですが、ちょうど先月に底打ちしたかのように思える上昇があったのでそのときに購入しました。その後、もう一段上がるかなと思ったのですが、決算の内容が悪くて大きく下げました。
そのときに素早く損切をできればよかったのですが、今から振り返れば、戻るかもと根拠なく思ってそのまま持ち続けて、それプラス買い増ししました。買い増しした後にさらにもう一段下落したので、これは判断を誤ったと感じたので買い増した分を損切しました。
昨年は、ベネフィット・ワンの買収を第一生命に買い負けしましたが、今年はエランとの資本業務提携もあり長期で見れば成長する素地はあるのではないかと思っています。
正直、先月のようにまた上げトレンドになってから入りなおそうかと思いましたが、そんなことができれば苦労しないし、元々入れていた分だけは残しておくことにしました。
おわりに:損しないのが一番だが、損出しは税金対策には良い
今日は、損出しについて、自分が今年やった損出しについて綴ってきました。
今、振り返ってみて、この判断でよかったのかと思うこともあります。
この判断があとから見て自分の反省と成長に活かせるようにしたいと思います。
まだきちんと計算していないのですが、今回損出しをしたので今年のトータルリターンは大きく下がりました。
でも損出しは支払う税金を減らすという意味では有効なのでこれからも積極的に活用していこうと思います。
今日はこの辺で失礼します。最後までお読みいただきありがとうございました。
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