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マルハニチロのPO補欠当選にぬか喜び

2024年9月3日

こんばんは。仕事が終わって家に帰ってメールを確認するとマルハニチロの株式売り出しの結果が来ていました。

結果は、補欠当選・・・orz当選してほしかったのでショックです。

8/26にマルハニチロが取引終了後に、既存株主による株式売り出し(PO)を実施すると発表しました。

水産系の銘柄を持っていないので、ニッスイかマルハニチロのどちらかを狙っていました。

直近の四半期決算は、残念ながら減益だったのですが、水産資源はますます希少になりそうですし、円高に強い銘柄の印象がある。

ここで仕込むのも悪くないかと思って、100株だけ応募していました。

補欠当選なので、当選するか微妙だけど一応申し込みだけはしておこう。

売り出し価格は、2,958.5円で案の定3,000円を割ってきました。ディスカウント率は3%。

補欠当選に当たらなくても、市場で2000円台で購入できれば買おうかなと思っています。

配当利回りも3%近くあるのでそこそこ良い配当株だなぁという印象です。

優待とかはないですが、業績も回復傾向にあって割安な感じがします。

とりあえず、明日から申し込みなので100株挑戦してみようと思います。

マルハニチロについて調べていこう

さて、マルハニチロについて調べていこうと思います。

まずは、マルハニチロの企業内容について簡単にまとめます。

マルハニチロは、日本の大手総合食品企業です。2007年にマルハグループ本社とニチロが経営統合して誕生しました。創業は古く、マルハは1880年に鮮魚仲買・運搬業として、ニチロは1907年に漁業会社としてスタートしています。

「海といのちの未来をつくる」を企業理念に掲げ、水産物をコアとしたグローバルなバリューチェーンを構築し、国内外で事業を展開しています。

マルハニチロの事業内容(おもな4セグメント)

続いてマルハニチロの主な事業内容ですが、以下の4つのセグメントに分かれます。

  • 水産事業
  • 食品事業
  • 畜産事業
  • 保管物流事業

水産事業については、水産物の輸出入、加工、販売、養殖をグローバルに展開しています。水産物の取扱高は世界トップクラスです。特に、クロマグロの完全養殖にも力を入れています。

食品事業については、冷凍食品、レトルト食品、缶詰、練り製品、化成品などの製造・加工・販売を行っています。おなじみの家庭用冷凍食品や缶詰に加え、デザート、介護食、機能性食品、宇宙食など、多岐にわたる商品を展開しており、国内で高いシェアを持つ商品も多数あります。

畜産事業については、食肉、食肉加工品、飼料原料の輸出入、加工、販売を行っています。

保管物流事業については、各地に整備された強力な冷蔵倉庫ネットワークを活用し、商品の安全・安心な保管・輸送を担っています。

マルハニチロは、これら4つの事業を通じて、調達から生産・加工、販売までの一貫したグローバルなバリューチェーンを構築し、「安全・安心」な食を提供しています。

株式投資を考えたときの簡単な分析

株式投資をするにあたっての分析をしてみようと思います。

まずは、時価総額、PER、PBR、配当利回り、発行済み株式数について調べてみます。

銘柄コード1333
時価総額約1,555億円
PER8.9倍
PBR0.67倍
配当利回り3.5%
発行済み株式数5057万株

時価総額は、1500億円台と意外とそんなに大きくない印象です。もっと時価総額は大きい企業なのかと思っていました。

まだまだ成長余地は大きそうな感じがしますね。

PERは8.9倍で一般的には割安な水準です。これは、企業の利益に対して株価が割安に評価されている可能性を示唆しています。

PBRについて、0.67~0. 68倍と1倍を下回っています。これは、企業の純資産(解散価値)に対して株価が割安であると評価されていることを示します。

PBRが1倍を下回る企業は、市場からその企業の持つ資産価値が十分に評価されていない、あるいは将来性に対して懸念がある、といった見方をされることもあります。しかし、安定した事業基盤を持つ企業においては、割安な投資機会と捉えられる場合もあります。

同業のニッスイのPERとPBRを調べます。

ニッスイのPERとPBR

  • PER:10.1倍
  • PBR:0.98倍

ニッスイのPER・PBRと比べると、マルハニチロの水準はいずれも割安と市場からは評価されています。

配当利回りは、マルハニチロが3.5%に対して、ニッスイは3.18%となっています。

マルハニチロの強みと弱みについて

続いては、マルハニチロの強みと弱みについてみていこうと思います。

マルハニチロの強み

グローバルな調達・販売ネットワーク: 世界トップクラスの水産物取扱量を誇り、安定した調達力と販売力を有しています。

多角的な事業展開: 水産、食品、畜産、保管物流と多角的に事業を展開しており、リスク分散が図られています。

ブランド力と知名度: 「マルハニチロ」として、冷凍食品や缶詰など幅広い商品で高いブランド認知度があります。

研究開発力: 水産資源の持続可能性や、DHAなどの機能性素材を活用した商品開発にも力を入れています。

完全養殖への取り組み: 将来的な水産資源の枯渇リスクに対応するため、クロマグロの完全養殖など、持続可能な漁業への投資を行っています。

マルハニチロの弱み

原材料価格の変動リスク: 水産物や畜産物の価格は、漁獲量や気候変動、国際情勢などにより変動が大きく、業績に影響を与える可能性があります。

為替リスク: グローバルな事業展開を行っているため、為替変動が業績に影響を与える可能性があります。

食品安全・衛生に関するリスク: 食品を扱う企業として、食中毒や異物混入などの問題が発生した場合、企業イメージや業績に大きな打撃となる可能性があります。

国内市場の飽和と競争激化: 国内の食品市場は成熟しており、競合他社との競争が激しいです。

マルハニチロは、水産物を核に多角的な食品事業を展開する大手企業です。

現在の株価指標からは割安感が見られ、高い配当利回りも魅力です。

しかし、原材料価格の変動や為替リスクといった外部要因の影響も受けやすい点は考慮が必要です。

特に、為替動向などに注意が必要です。ここ近年は、数か月で数円動くことも珍しくなくなりました。

補欠当選は繰り上げならず

その後、証券会社のマイページで確認してみると見事に繰り上げ当選ならずと落ちていました。

私が証券会社のページで見たのは、まだ確定していない状況(繰り上げ当選待ちの状態)だったらしく、後から確認すると外れていました。

今私が使っている証券会社は、IPOの当選がわかりづらいのがネックです。

ここまで調べたのに、当たっていないなんて恥ずかしすぎる(笑)

まぁ、調べたことは無駄にはならないので今後の投資に活用することにします。

POで買わなくたって、直接市場で買えばいいのだ。

昨今、水産資源の重要性が増していることもあり、このセクターに投資するのは広く分散する意味ではかなっていると思うので機会があれば投資しようと思います。

今日はこの辺りで・・・ここまでお読みいただきありがとうございました。

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