こんにちは。
SBI証券から今週もNISAランキングが更新されたので見ていこうと思います。
大発会から下落で始まり、嫌な感じがしましたが一部の半導体関連株が一斉に吹き上がりました。
私は昨年末に売却してしまっていたので上昇分を逃してしまいました。握力の弱さを痛感した1週間でした。
また、今年に入って商社株や食品関係の株式が下落していました。私の保有していた三菱商事株や日清製粉G株などがマイ転してしまいました。
特に三菱商事については年末にようやくトレンド転換したかのような上昇を見せたので安心していましたが、結果的にはダマシみたいな感じで下落しました。
資源関連銘柄はまだまだ状況は厳しいようです。
今週のランキング
今週のランキングは、商船三井とMS&ADが久々にランクインしました。
商船三井がランクインした理由は、おそらくですが年明けに出た液化天然ガス運搬船への投資に関する記事だと思われます。
28年度までにLNG船の保有数を4割増やし140隻体制にし、30年度までに150隻とすることも視野に入れるとありました。
設備投資もそうですが、トランプ大統領になることで現在凍結されている新規のLNGの輸出許可が撤回されて、輸出が拡大されることを見越しているのだと思われます。
保険株のMS&ADがランクインした理由はよくわかりませんが、年明けから保険株が下落しているのでそれが一因かもしれません。
- 三菱商事(8058)
- JT(2914)
- NTT(9432)
- 三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)
- 商船三井(9104)
- トヨタ自動車(7203)
- INPEX(1605)
- ソフトバンク(9434)
- 三井住友フィナンシャルグループ(8316)
- MS&AD(8725)
今週は、先週までランクインしていたホンダが消えてしまいましたね。今年になってから1.1兆円の自社株買いが始まったからかあげています。
NISAはやはり逆張りの下落銘柄がランクインするようです。
商船三井について
今日は、ランキングに入っていた商船三井について調べてみようと思います。
海運株というのは保有していた記憶がなくて、イメージとしてはコロナ禍でものすごい配当と株高で上がった印象のある銘柄です。
景気に左右されやすい
そういう印象を持っているので割高なイメージを持っています。でも指標面を見るとそうでもないような気がします。
予想PERは5.37倍、実績PBR0.72倍、予想配当利回りは5.65%とPERとPBRは割安な数字になっています。
同業者の日本郵船や川崎郵船と比べてみても同じような数字になっています。
予想PER | 実績PBR | 予想配当利回り | |
商船三井 | 5.37倍 | 0.72倍 | 5.65% |
日本郵船 | 5.45倍 | 0.8倍 | 5.23% |
川崎汽船 | 5.43倍 | 0.88倍 | 4.82倍 |
配当の見通しを見ると、来期は半分近く減るみたいなのでこの点は注意が必要ですね。
予想なのでまだ決まったわけではなさそうです。
そういえば去年か一昨年も今の配当は一過性で下がるとか言われていたような気がします。
それが今期も配当水準が維持されたので株価が下がらなかったような印象があります(※違っているかもしれません)
そして何より売り上げと利益の振れ幅が大きいように思いました。SBI証券のホームページから引用しますが業績推移が安定していないイメージです。
直近の高い配当利回りは、一過性の利益を配当という形で株主還元をしていると言えると思います。
直近で大きく下げたのでNISAで買われた感じですが、個人的には怖くて手が出せないです。
MS&AD
日本の3メガ損保の一角ですね。昨年は保険は政策保有株の売却を打ち出し、株価も配当も大きく上がった印象があります。
また昨年8月の暴落の後に、この銘柄を買って、短期で自律反発で上がってきたところを売却して損失の穴埋めをしたこともありました。
今年に入ってから200円近く下落しています。何かあったのかなぁと思いながらも思い当たるものがなかったです。
むしろ、証券会社2社からレーティングが更新されていますが、目標株価が上がっているので株価も上がってもおかしくないのですが・・・
我々一般人には伝わらない何かがあるのか?それとも信用の返済とかで売られているのでしょうか?
3メガ損保の中では、指標面は割安なのかなと思います。
予想PER | 実績PBR | 予想配当利回り | |
MS&AD | 7.75倍 | 1.14倍 | 4.53% |
SOMPO | 9.19倍 | 1.3倍 | 3.3% |
東京海上 | 11.38倍 | 1.88倍 | 3.14% |
他の2社と比べてみると、割安のように見えます。中間決算までの進捗も良く、来月の第三四半期では上方修正なんかも期待できそうです。
政策保有株の売却も数年かけて行われるはずなので配当についても堅そうです。逆に上方修正や増配などがなかったら失望売りされそうですけど・・・。
また、損害保険会社ってビジネスモデルとして大規模災害などで保険料の支払いが大きくならなければ基本的には儲かる仕組みのように思います。
仮に災害などが多発して短期的には保険金の支払いが増えても、長期的に見れば顧客から掛けてもらう保険料の料率を上げて回収すれば損をしないビジネスモデルのように思います。
そういう意味では長期的にNISAで保有する銘柄としてはピッタリのような気がします。そして、3メガ損保の中でも割安で配当利回りもよい。
NISAランキングでランクインした理由もうなずけます。
終わりに
さて、今週(1/6~1/10)のNISAランキングについて見てきました。
そのなかでランクインしていた商船三井とMS&ADを少し見ていきました。
NISAランキングでポッと出てきた銘柄についてはその後、徐々に株価も上がっていくことも去年は多かったので少し注目しています。
NTTとか三菱商事とか常連でずっとランクインしている銘柄はそうでもないのですが・・・。
個人的には、NTTも三菱商事もホルダーなのでもう少し株価も頑張ってほしいところです。
来週はどんな銘柄が出てくるでしょうか。
今日はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました。
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