広告 銘柄

需給悪化で株価下落か、明治HDを打診買い!

こんにちは。最近の明治(2269)の株価が下落しています。8月の相場全体の時の下落の時よりも400円以上下げていて、12/6現在の株価は3,180円。

ズルズルと下がっていって、直近だと主要金融機関が株式売り出しの実施を発表し、短期的な需給悪化で下げているのではないかと思っています。

政策保有株の縮減の流れがあって、保有株を持っている金融株などはこれで還元期待で株が上がっていきますが、売られる側は短期的な需給悪化で株価が下落傾向にあります。

ただ、一時的なもののように思えますし、全部が全部ではありませんが、政策保有株縮減の一環で株式売り出しをしている会社は発表後は、下落しますがその後は回復しているケースもチラホラあります。

今年、私が持っていた銘柄でいうと、ヤマハ発動機やPOに外れてしまったマルハニチロも売り出しのニュースの直後が下がりましたがその後は少し上がりました。

思うにそれなりの知名度のある会社は、この株式売り出しで株価が一時的に下がるけどそのうちにすぐ戻るのではないか説が私の中では有力です(※個人の感想です)

そして、明治の株価チャートを見ると、週足とか月足で見ると3100円台の株価は、レンジの下の方で長期で見れるなら買ってもいい水準のような気がしています。

そこで今回は、明治HDの直近の業績や指標面についても見ていこうと思います。

直近の決算(2025年3月期 第二四半期)

では、まずは直近の決算を見ていこうと思います。11/11に発表した決算は、売上、営業利益、経常利益、中間利益ともに前年同期比をやや下回る水準でした。

下回る水準ですが、横ばいという印象を個人的には受けました。また、事前の会社側の予想を上回る水準だったようです。

セグメントで見ると、医薬品セグメントでは大幅増益、食品についても計画通りの進捗と決算説明会資料にはありました。

下期や通期の見通しについては、全体の見通しに変更はないものの、セグメント内では見直しをしたそうです。

それによると、医薬品で減益、食品で増益とのことです。

食品セグメント

食品セグメントでは、上期は減益の結果だったが下期では増益の見通しを示しています。

上期はカカオ原料の上昇が計画以上でそれが減益の要因で、下期は価格の見直しと販売価格の見直しをして対応するとの説明です。

価格を20%超上げているので、販売減を警戒しているとのことです。

海外事業については、中国が苦戦していて、上期ではアイスクリームが不調だったようです。

中国以外は好調のようですがウエイトが大きいため影響が大きそうです。

一消費者としては、カカオ原料が上がっていて値上げはやむを得ないと思う反面、容量を減らすのは勘弁してほしいというところでしょうか?

あと、明治のR-1だったと思いますが、内容量をmlからgへの統一の際に、ちゃっかり容量減らしてる天才的な策はばれたらイメージダウンなのでその点わかってほしいというところかな。

医薬品セグメント

上期にインフルエンザワクチンが早期出荷されたことで、前倒し計上となり増益になったようです。

その分、下期では減益要因になるとのこと。

下期の懸念というかポイントとなるのは、新型コロナワクチンの「コスタイベ」の見通しだそうです。

お恥ずかしながら、「明治」がコロナワクチンというイメージがあまりなかったです。

このコロナワクチンですが、コロナ禍が明けて以降、コロナワクチン自体の利用は低調のようです。

それに加えて、新しいタイプのワクチンであるということでいろんな情報が錯綜しており、厳しい状況とのことです。

この点に関しては難しいですね。医療技術の発展は目覚ましいものがありますが、当然危険もあるわけで・・・。

元々、コロナに限らず、ワクチンってまったく安全というものではないはずですけど、最終的にはいい面悪い面を知ったうえで、共存というか各個人が選択していくしかないようにも思います。

この医薬品セグメントは、業績の振れ幅が大きいように感じました。

明治ホールディングスの指標面

続いては、財務的な指標面についてみていこうと思います。マネックス証券の銘柄スカウターなどを活用して見ています。

マネックス証券の銘柄スカウターはかなり便利です。口座を持っているだけでだれでも利用できるので口座開設をお勧めします。

ROA4.2%
ROE6.9%
自己資本比率61.9%
PER19.61倍
PBR1.26倍
数値は2024/03実績

指標面については、上記のようになります。PERは若干割高かもしれませんが、PBRはそれほど割高という感じはしません。

配当については、連続増配年数が9期とそこそこ良いです。2013年に1株配当が20円でしたが、今期の1株配当は100円の見込となっています。

配当利回りについても、3.14%と配当はそこそこ出しています。自己資本比率も高く、財務の健全性は良好です。

自社株買いも定期的に実施してくれているようです。また直近では自己株式の消却も行っていることから株主還元についても考えている企業に思えます。

財務基盤が堅牢で配当利回り3%超えているので、長期保有で考えれるのであればよい投資先と言えるのではないでしょうか。

ただ、ここが株価の底のように個人的には見えないのがアレですけど。

直近の株主売り出しの価格が3,116円だったことを踏まえると、3100円台を割って、3000円台やそれを割ってくるかもしれません。

個人的には3%超えているなら、買い時としては悪くないと思っています。

最近だと、高配当株というと4%とか5%が当たり前になっているので高配当とは言えないのですが、財務も健全で安心です。

株・投資信託ならネット証券のマネックス

株主優待も実施

明治は、株主優待も実施しており、100株以上で自社グループ製品の詰め合わせがもらえます。

権利確定月は3月です。100株以上で1500円相当、200株以上で2500円相当、1000株以上で5500円相当の商品がもらえます。

この株主優待も含めるともう少し配当利回り的にはUPされますね。

ただ、昨今の株主優待は、自社グループ製品詰め合わせといえどもなくなるところはなくなっていますからここもどうなるかはわかりませんね。

企業側で続けると明言してくれればいいのですが、どうなんでしょう。ちょっと調べが足りなくてそこまではわかりませんでしたorz

個人的にはこういう自社グループ製品の株主優待は、保有株の商品を身近に知る機会でもあるので続けてほしいと思っている派です。

カールも食べたいですしねwちなみにカールはチーズあじが個人的にはおススメです。是非食べてください。

まとめ

さて、今回は明治ホールディングス(2269)について見てみました。

直近の決算はそれほど悪くないと思っていますが、決算資料からは見通しの不透明感を感じるところありました。

食品ではカカオの原料高騰と値上げによる販売減の懸念、医薬品ではコロナウイルスの新型ワクチンの動向など・・・

また、直近の株式売り出しでの需給悪化もあり、下落しているように感じました。

長期的に見ると株価のレンジの底の方にいるようにも思えるので投資するなら今でもよいかなぁと個人的には思っています。

12月に入って株主売り出しの価格が決定してから、その価格を意識するように下げてきました。

そこまでいきそうな感じがしますが、我慢できずというか、この価格まで下がるかなと思って指値で注文を入れていたら刺さりました。

つまり、まだ下がります(笑)私は3175円で100株購入しました。長期で保有しようと思います。

打診買いできたので、銘柄をちゃんと見てみようと思ったのもあります(本当は逆でないとダメなんですがね・・・反省します)

しばらくは下落基調が続きそうな気がしますが、底で買うのはできないので自分でここでいいだろうという水準で買ってみました。

これがどうなるのか。半年~1年後に答え合わせをすることになりそうです。投資は自己責任でお願いします。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

-銘柄
-