浜松ホトニクスは、「光」を使いこなす技術を開発し、社会に役立てることを事業の中核としています。
具体的には、光をとらえる技術(受光)と光をつくる技術(発光)の両面から、多岐にわたる光関連製品の製造・販売を行っています。
ここ1~2年は株価も業績も低迷中です。こういったときだからこそ浜松ホトニクスの投資可能性を見出すべく調べていこうと思います。
目次
浜松ホトニクスの事業内容について
浜松ホトニクスは、光技術を中心に事業を展開する企業です。1953年に創業された静岡県浜松市にある企業です。
主な事業は4つあり、以下のような事業を展開しています。
- 電子管事業部 :電子増倍管や各種光源の開発、製造、販売を行っています。
- 個体事業部 :フォトダイオード、フォトIC、イメージセンサなどの光半導体素子の開発や製造
- システム事業部 :ライフサイエンス、半導体、医療などの産業・研究用途に向けたシステム装置の開発、製造、販売
- レーザ事業推進部:レーザ核融合の研究を中心に、レーザー技術の開発
そのほか、基礎研究や応用研究にも力を入れており、光技術の新しい応用などもやっています。
光電子増倍管(PMT)について
浜松ホトニクスの大法的な製品で、高感度な光センサーであり、世界シェアの約90%を占めています。
微弱な光を検出する能力に優れ、科学計測、医療、分析、産業など幅広い分野で利用されています。
イメージ機器及び光源
光半導体素子: フォトダイオード、フォトIC、イメージセンサ(CMOSイメージセンサなど)など、幅広い波長範囲に対応した光センサを開発・製造しています。
光源: レーザ、LED、計測用ランプ(キセノンランプ、重水素ランプなど)など、多様な光源を扱っています。X線源も含まれます。
システム事業、レーザー事業について
ライフサイエンス(創薬スクリーニング、蛍光イメージングなど)、半導体(半導体故障解析装置、ステルスダイシング技術など)、医療、産業、研究用途に特化した装置(バーチャルスライドスキャナ、分光器、X線検査システムなど)を提供しています。
また、レーザー事業ではレーザ核融合研究を柱とするレーザ技術の開発や、レーザ装置・部品の製造を行っています。
直近(2024年9月期第三四半期)の業績や指標面
浜松ホトニクスの直近の企業業績ですが、2024年9月期の第三四半期決算短信を見ます。
株価がここ1年くらいずっと下がり続けている現状から見るに、かなり厳しい状況が伝わってきます。

- 売上高は、150,548百万円(△8.5%)
- 営業利益25,302百万円(△41.1%)
- 経常利益27,911百万円(△37.7%)
業績面はかなり悪いように見えます。
このときに2回目の業績下方修正をしているようです。
また、想定為替レートは、1米ドル=152円、1ユーロ=164円、Ⅰ中国元=20.62円でした。
顧客の過剰在庫の調整が想定以上に長引いていることを要因に下方修正をしています。
医療用・バイオ機器での減収が響いているようです。
指標面は、予想PER24.79倍、実績PBR1.86倍、予想配当利回りは1.91%です。
配当金の推移としては2013年9月の12.5円から直近の2024年9月は38円の予定です。
配当利回りは高くはないものの、増配傾向にあります。
自己資本比率も79.1%と高く財務面も安心感のある銘柄だと思います。

来年度からは増益回帰を織り込む?

今期に関しては減益予想となっています。
2度の下方修正の要因となっている顧客の過剰在庫の調整の長期化が懸念点ではあります。
しかし、25年9月期には増益回帰を織り込むタイミングにあるとSBIのレポートにありました。
また、別の会社のレポートには、過剰在庫調整が長引いて昨年の利益水準に戻るのは時間がかかると考えているところもあり不透明です。
ただ、過剰在庫の調整が済めば増益回帰となるだろうというレポートが多かったように思います。
浜松ホトニクスは、技術的には素晴らしい会社で、光電子増倍管で世界シェア90%を占めています。
株を仕込むにはいいタイミングなのではないかと注目しています。
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直近は底から上がってくるように見えるが下落が長かったので注意
直近では、9月で1:2の株式分割が行われています。分割後に株価が少し上がっています。
先週は徐々に上がっていって、株価が反転するのではないかと思いました。
来週は2000円を超えてきそうですし、長期的な視点で保有を検討しています。
希望を言えば2000円以下の水準で買えればと思いますが、雇用統計の結果もよかったですし、週明けは2000円を超えてくると思います。
中東情勢や中国市場でなにか混乱するような状況になって日本株も引っ張られて下げる場面が来ればそのタイミングで買いたいなと思っています。
ただ、一方で顧客の過剰在庫の調整で下げていた株なのでそこの懸念が払しょくされてからでもいいような気もします。
直近1年下げ続けていた株でもあるので、戻り売りみたいなところで入ることになるのでしばらくは上値が重たいのではとも感じています。
個人的には、株価が上昇基調に入るまでは中々油断のできない銘柄のように感じています。
浜松ホトニクスは、「光」の可能性を追求し、基礎研究から応用研究、製品開発まで一貫して行っている研究開発型企業です。
かつてのような業績を取り戻せば株価もおのずから回復していくと思います。短期ではなく超長期でどっしりと構えて保有したい銘柄です。


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