こんばんは。今日は日経新聞にNISAに関する記事があったのが目につきました。
2つあって、一つは高齢者向けのNISAの制度導入についてと、もう一つはこどもNISA創設についてになります。
高齢者向けNISAを創設する検討に入ったというもので「プラチナNISA」と呼ばれるみたいです。
どうしてプラチナなのでしょうかね?
どちらかといえばシルバーNISAなのではと思いましたが、やはりそう思う人も多かったみたいでSNSですでにツッコミを入れている方が多数でした。
シルバーではなく、プラチナNISAとは
名前はさておき、プラチナNISAの内容として目についたものとしては
毎月分配金型の投資信託を65歳以上などに限定してNISAの対象として認める
というものでした。
そして、私個人の感想としては、毎月分配型の投信って手数料で儲けに行こうとしているなぁというのが正直なところです。
20年くらい前に販売していた身としては、確かに高齢者に人気なんですよね、毎月分配金型の投資信託って・・・
年金収入の補完として人気があり、販売側としては手数料も良くて売ってくるようにノルマがあったこともあり、よくセールストークをして売っていました。
分配金が毎月あるということで人気がありましたが、その分配金の中身が特別分配金でタコ足配当になっているものも多くてそういうのがわかって買っている人であればいいのですがそんな人は皆無ですw
特別分配金:投資信託の分配金の一種で、元本の一部を払い戻す部分に相当する分配金です。元本払戻金とも呼ばれます。
手数料は高いし、分配金として毎月もらえているものが実は、元本の取り崩しと大差ないという資産形成といえるのかな?
そういうものは中長期の資産形成の主旨に沿わないからNISAの対象になっていなかったのでは???
記事では元本を取り崩すリスクがあっても毎月の生活費の下支えにつなげたいとする高齢者のニーズが強かったとありました。
まだ検討段階らしいですが、金融庁が検討に入ったということらしいので、今後導入されるのでしょう。
インベストインキシダさんも押しているようですので・・・。
ジュニアNISAではなくこどもNISA?
あともう一つは、こどもNISAというものです。
新NISA以前には、未成年を対象にしたジュニアNISAというものがありましたが、今度は「こどもNISA」のようです。
今の新NISAは対象は18歳以上に限定されています。
こどもNISAの内容としては、つみたて投資枠120万/年に限って年齢制限を撤廃してそこをこどもNISAとなるもののようです。
ジュニアNISAと二の舞いになるような気がする。また、この年齢層には投資よりも金融リテラシーや投資教育の方に力を入れて余計なことはしない方が・・・
また、想定している「従来制度と異なり引き出し可能な年齢の制限を設けなければ、子どもの進学など必要な場面で運用益を柔軟に活用することができる」とあるけどそういう使われ方って難しいような気がする。
十分な運用期間が確保できないのに、必要な資金を投資で運用することになるかもしれないという視点が欠けているような気がして危うさを感じたのは私だけだろうか?
なんか、変な方向へ行っているような気がするのだけれど、議員連盟の強力なプッシュがあるからこれらは決まるのだろうと冷ややかな目で見ています。
個人的には、2024年から新NISAとして制度スタートさせたものを、速攻で変更するのではなくて、iDeCoの方の拡充をいつからするのか決めてほしいというのが希望です。

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